地蔵森

2015/9/3 18:07 投稿者:  kame

©森のいしぽん 昔から村の人々は、ここに祀られているお地蔵様を敬い、この辺りを地蔵森と呼んで親しんで来ました。

 地蔵森のお地蔵様を、ここにお祀りした時期や経緯については、はっきりした記録は残っていませんが、伝えるところによりますと、徳川五代将軍綱吉公治世の元禄のころとも言われています。これは、今からおよそ三百年前になります。

 勧請のいきさつについては、或いは、村に疫病がはやり子供が不幸にあったとか、もしくは旅人が災難にあったなどが考えられます。

 それと言うのも、地蔵菩薩は「衆生を教化済度する仏様」であり、特に日本では「旅人や子供を守る」という信仰があるからです。

 また、この地蔵森のお地蔵様は、穴のあいた石を供えて耳の病気平癒の「願掛け」をすると、大変御利益があると言われています。さらに子供を育て、飢餓をお救い下さるとも言われています。

 年に一度、七月二十四日の盂蘭盆には、村人は諸物をお供えし、僧侶を招いて「地蔵施餓鬼」と称し、精霊とお地蔵様の供養をしております。

 いわば、お地蔵さまは村の人々を護り、村の人々はお地蔵様を守ってきたのです。

地図